

葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」の魅力を新感覚で楽しめます
葛飾北斎(1760-1849)の代表作として知られる「冨嶽三十六景」を、デジタル技術を活用して展観します。
「冨嶽三十六景」は、富士の威容を示すほか、富士周辺のさまざまな場所で、生き生きと働く庶民の姿を描いた風景版画シリーズの金字塔です。
その独創的な構図は、クロード・モネやポール・セザンヌの作品にインスピレーションをもたらすなど、世界的な影響の大きさが知られています。
特に「神奈川沖波裏」は「The Great Wave」として欧米で知られ、フランスの作曲家クロード・ドビュッシーが作曲した管弦楽曲『海』初版の表紙デザインには、波の部分が用いられています。
本展では、「神奈川沖浪裏」や「赤富士」として知られる「凱風快晴」を高精細デジタル画像として撮影し、大画面で投影します。その他、作品が描かれた地点の現在の風景を撮影・比較展示し、新たな魅力を発信します。
刊行から190年を経過してもなお色褪せない「冨嶽三十六景」の魅力を新感覚でお楽しみください。
開催期間 | 2025年4月25日(金) ~ 2025年6月10日(火) 9:30~16:30(入館受付は16:00まで) 木曜休館 |
場所 | MOA美術館 |
住所 | 〒413-8511 静岡県熱海市桃山町26-2 |
観覧料 | 一般:2,000円 高校・大学生:1,400円(要学生証) 中学生以下無料 |
お問い合わせ先 | MOA美術館 【TEL】0557-84-2511 |
ホームページ | https://www.moaart.or.jp/events/hokusai2025/ |